大棗(タイソウ)ZIZYPHI FRUCTUS

学名 Zizyphus jujuba Miller var. intermis Pehder(Rhamnaceae)

使用部位 果実

本質 抗不安剤、利尿剤

適用 漢方処方用薬である。かぜ薬、鎮痛鎮痙薬、健胃消化薬、止瀉整腸薬、精神神経薬とみなされる処方およびその他の処方に高頻度で配合されている。

なつめの事で、参鶏湯(サンゲタン)にも入っていて食品でも食べられています。粘り気があって甘いものが良品とされています。とても美味しいですよ。

漢方の専門書では、味甘平。外の中に行き血に入る。攣引強急(れいいんごうきゅう)を治する。攣引とは引きつり引かかる事。強急とは強ばりをつまる事。即ち、大棗に緩和の作用があると見れら、血の巡りを良くする働きがあると書かれています。

神農本草経では、心腹の邪気を主り中を安んじ脾を善し十二経を助け胃気を平らげ九竅(9きょう、九つの穴)を通じ少気、少津液、身中の不足、大驚、四肢重を補い百薬を和し久しく服すれば身を軽くし年を延ぶ、葉にて麻黄を覆えばよく汗をして出さしめる。