令和元年10月24日は「霜降」でした。

1日遅れになりましたが、二十四節気の「霜降」になります。

秋が末になり、霜が降りる頃になります。身体の外の環境で身体にも影響が出て来ないようにする事が、養生ということになります。

身体の外の陰陽の変化に身体の中で陰陽を正常に保つ事が健康で暮らせるようになります。

身体の中の陰陽を保つとは、冷たいものを取りすぎない・起床時間と就寝時間を大体決めて太陽の陽気に近い生活ができるといいうですね。(なるべく夜更かしやお昼過ぎまでの起床時間にならないようにしたいですね)

 

紫雲膏を作りました。

一昨日の10月22日(火曜日)のお休みを利用して、紫雲膏を作りました。

1、ごま油を180℃で1時間程煮詰めます。重合すると水の中に一滴入れると玉になります。(1度重合していない状態も確認して置くとわかりやすいです)

2、当帰を入れてきつね色になるまで上げる感じです。

3、ミツロウと豚脂或いはラードを入れます。

4、142℃にして硬紫根を入れるて、火を止める。(泡立ち膨れ上がるので、大きな鍋などで行うと安全です。)

5、ガーゼなどでバットや鍋に紫根を濾して、少し上の方が固まってきたら容器に入れる。

6、この時点で綺麗な紫色になっていたら、重合が上手く行ったと思います。

7、出来上がり!

 

書経を読み始めました。

10月9日(水曜日)
おはようございます。
今朝の後楽園は、肌寒いほどです。
 
易経を読み終えて、易をやってみたくなりましたが
書経を読み始めました。
漢方医学の勉強です。
科挙の試験で使われた四書五経はホントに難解です。
傷寒論を読んでも同じくらいの難解さを感じます。
 
 

令和元年9月のご相談です。

10月2日(水曜日)
こんにちは。
昨日は、定休日でしたので薬局と配達などで朝9時から夜9時までバタバタでした。
月初め恒例の先月のご相談です。
先月は、婦人病の方が多くご相談いただきました。
生理痛や生理不順、子宮筋腫など西洋医学の病名では、多くの病名がありますが、漢方医学の場合は漢方医学の病名がありますので、しっかりお話を伺う必要があります。
当薬局でご相談いただく方は、最後の望みという方が多いように思えます。
今月の一人一人を大切にご相談を承ります。

陰暦九月の養生です。

陰暦9月は、陽暦の9月29日より10月27日になります。

この間は、生姜を食べ過ぎると記憶力が落ちる事があるようです。

生姜は内の外に行き陽に入る。外の外は開闔を主り内の外は出入りを主る。陽は入るを主り陰は、出づるを主る、入る者は則ち外に向かい、故に陽これを主るという者は、内に向かう故に陰これを主るという。(方術説話より)

味辛温、気を助け外を実す。(新古方薬嚢より)

この時期だけ生姜を多すぎると良くない意味を考えると漢方がわかるかもしれません。

 

サイコが咲きました!

今年もミシマサイコの花が咲きました。小さな黄色い花が束になっています。

漢方薬では、「根」を使います。

自然界では、山の中腹に樹勢しています。山の中腹を人間の身体の部位で言うと肋骨辺りになります。この辺りの熱邪を取ると言われています。

このように自然界と人間の身体を対応している、人間も自然界の一部と考えるのが漢方医学と考えます。

なんて雄大な医学なのだと思ってしまいます。

 

二四節気の「白露」です。

1日遅くなりました。

令和元年9月8日は、「白露」になります。

本格的な秋になる頃になります。

季節は移り変わります。

夏の暑い時期に冷たいものや胃腸を酷使した方は、この時期に鼻水や咳の肺の病気になりやすくなります。

養生が大切です。

 

陰暦8月の養生です。

9月2日(月曜日)
こんにちは!
久しぶりの朝のご挨拶です。
今日の朝は、煎じ薬を30日分作ったので、バタバタでした。
久しぶりの養生です。
今月(8月30日から9月28日)の養生は、生姜を食べ過ぎると記憶力が落ちることがあるようです。
バランスが大切ですね。
 

令和元年8月のご相談です。

先月も多くの方にご相談いただき、ありがとうございます。猛暑日が多く急に涼しくなったりして風邪を引かれる方が多くいらっしゃいました。漢方薬を風邪やインフルエンザや風疹など急性病に有効な結果が出ています。婦人科では、不妊症の方や更年期障害、チョコレート膿腫や子宮筋腫などを併発した生理痛や生理不順に効果が見られています。多くの方に喜んでいただきました。今月も一人一人を大切にご相談を承ります。

 

 

三国志時代の薬壷と熨斗。

三国志展に行った時の撮影可能の写真です。漢方医学の聖典、傷寒雑病論が記されたのがこの頃でした。治療は、刀傷の飲み薬や疫病、慢性疾患の治療方法が述べらています。その中で患部に布を当てて治療する方法が記載されていますが、この英語表記アイロン(熨斗)が使われていたかもしれません。

薬壷などが展示されていて、とても貴著な資料でした。