3月24日は「世界結核ディー」

本日は、1882年にロベルト・コッホ博士が結核菌を発見した「世界結核ディー」です。私が薬剤師になって患者さんのご相談を承り始めた頃の思い出で、肺結核のご家族からお電話にてご相談がありました。鼻水や咳があったと思います。漢方薬をお飲みにいただき顔色がよくなり、大変喜ばれた思い出があります。漢方薬は、肺結核=このお薬というものがりません。同じ肺結核でも鼻水が出たり出なかったり、痰が出たり出なかったり、冷え性であったり冷え性でなかったりなどとその方の体質(持って生まれて弱いところと強い所がある)や状態を把握して、お身体を分析します。分析をする為に以下が基本となっています。

漢方医学は、約2,000年前の「黄帝内経」と生薬(漢方薬の原料)の書籍、神農本草経が基本となり、傷寒雑病論(傷寒論と金匱要略)に治療の方法が載っている学問書が発行されました。この書籍があまりに難解な為、様々な流派が生まれました。ここで大切なことは、約2,000年前の書籍に既に「肺結核」の治療法が記載されていた事です。

東洋医学の素晴らしさを先人の症例とともにご紹介していきたいと思います。

陰暦2月(3月17日〜4月15日)の養生。

3月17日(土曜日)
おはようございます。
昨日の雨から、今朝の後楽園は快晴です。
宮崎や高知では桜が開花しましたね。
東京も本日か明日辺りになりそうです。
ソメイヨシノが咲くと春を感じます。
本日から陰暦2月になります
今月は、蓼(たで)を食べ過ぎると人を損なうようです。
春は、肝が盛んになります。
肝が盛んになりすぎるのを抑えるために辛いものを摂って肺を温めると良いようです。花粉症の予防にも良いかも入れませんよ。

生薬の行く所。

生薬には9箇所に入る所があるというのですよ。

外の外・外の中・外の内、中の外・中の中・中の内、内の外・内の中・内の内。

場所によって役割があると。

内の外は、外に影響を及ぼすと。

體と氣に入るの別がある。

そして五行の木火土金水、補・助・益という関係があります。

「補」というのは、甘の性質を持った生薬を直接補う事です。

「助」は、甘の性質を補う「補」を助ける働きのことを言います。

「益」は、甘の性質を持った生薬を助ける「助」の働きを助ける働きを言います。

五行の中に「五臓」「五腑」があります。

五臓が、肝・心:脾・肺・腎で

五腑が、胆・小腸・胃・大腸・膀胱です。

臓の病気が一番深い所にあります。

腑はその臓に表に当たります。

あるときは、経絡に病気の原因があり、ある時は腑に病気の原因があり、ある時は臓に病気の原因がありという事です。

なんだか頭がごっちゃになりますね。

 

平成30年2月のご相談ベスト5。

3月1日(木曜日)
こんにちは😃
今朝の後楽園は曇っていましたが、徐々に晴れ間が見えてきました。
今晩が春一番の強風になるかと思います。
先月2月のご相談ベスです^_^
先月は、風邪やインフルエンザの方が多くいらしていただきました。
インフルエンザの漢方薬では、凡そ3日分で改善されています。
タミフルを始めとする西洋薬と変わりありませんでした。
花粉症の季節になり、ご相談が増えてきました。
あるご相談でお越しの患者さんに一回服用していただき、数秒で改善を実感していただきました^_^
漢方薬局では、ご来局いただけなくても、お電話でもご相談いただき、配達、配送が可能です。
今月も患者さんのお役に立ちたいと思います。