漢方薬で花粉症を撃退!

年々花粉症で悩んでいる方が多くなっています。凡そ人口の半分が花粉症に罹っているという状況です。西洋薬でも改善されない方でもお身体に合った漢方薬でしたら、数秒で軽減されています。お身体に合うお薬を選ぶのが専門家という事になります。

陰陽五行では、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、咳などは、金の性質を持った臓である肺の疾病と考えます。肺の状態が冷えていると鼻水になり、発散されないために鼻づまりになると肺の熱を考えます。この考え方を基本として五行での関係性である相生相克を考慮して症状や生活状況を把握して分析していきますと、数十種類の漢方薬が考えれれます。

当薬局では1回顆粒でお飲みにいただき、その場での症状軽減を実感していただき、お薬を飲んでいただきます。

養生として相生も関係である親の「土」(ど)である胃腸を温めることが大切です。胃を冷やす飲食としては、生物、冷たいもの、コーヒーなどがあります。

3月21日は「立春」!

本日平成31年3月21日は、「立春」です。暦の上では本日より「春」になります。天の陽気が盛んになって、日の出から日に入りまでの時間が長くなってきます。風気は天物の成長に欠かせないものですが、時には災害や体調を崩すものになってしまいます。自分の弱い所を補い、強すぎる所を出してあげる生活が未病から病気になることを防ぐ一端になります。

奇しくも東京では桜の開花になりました。良い春をお迎えください。花粉症などでお困りの方はご相談くださいませ。

陰暦2月の養生です。

陽暦3月7日よろ4月4日までが陰暦2月になります。この間は、蓼(タデ)食べ過ぎると腎を傷つけると漢方の聖典・金匱要略に載っています。

蓼は、肝に入ると言われており、肝の親である腎は冬の間に盛んになるためお休みする時期になります。味の三用から肝に入るものは、腎を助けます。冬に間に頑張ったじんは少しお休みする時期になるため、補って頑張れせない方が良いという事になります。

平成31年3月6日は「啓蟄」です。

冬ごもりをしていた虫が土が暖かくなり這い出してくる頃で、陽の光に春を感じて来ます。立春では、天の気が温かくなりますが、啓蟄の頃になると地の気が温かくなり、陰中の陽が盛んになります。身体の表面が暖かくなってきますが、身体の少し中が暖かくなるのは、もう少しです。

平成31年2月のご相談です。

先月2月は、花粉症の方が来ていただきました。当薬局では1回飲んでいただき、効果を実感していただいてから数日服用していただきます。婦人科領域では、多嚢胞卵巣症の方や生理不順、月経前症候群、月経痛、子宮筋腫などの方がご相談いただきました。月経痛は、ないのが正常です。月経痛がある事は、何か他の病気が潜んでいる可能性があります。早めのご相談をお勧めします。難病の方や西洋薬の副作用でお薬が飲めない方が、漢方相談をご希望されている方が多くいらっしゃいます。漢方医学は難解ですので、じっくりご相談される事がお身体の不具合を改善する事になります。

2月19日は『雨水』です。

暖かくなってきて、雪から雨になってくる頃です。関東地方では梅の開花便りが届いてきました。

天の気が陰中の陰から陰中の陽に変わってきましたが地の気がまだ冬季の冷えを蓄えている為、もう少し寒い日が来ますが寒暖の差が激しい時期になります。身体の陰陽が順調に流れていると寒暖の差には影響を及ばされにくいのですが、身体の中に冷えや湿気や燥きがあると体調不良を訴えるようになります。

基本的には、身体を暖めてあげる事が大切です。花粉症も肺の冷えが原因です。個人により身体全体のバランスをとる事が大切になります。詳しくはご相談ください。

「臓」・「腑」・「経脉」とは?

張仲景先生の「金匱要略・臓腑経絡先後病脉證第一」を引用しますと、「臓」とは「蔵むる」意味があり「かくす」の意味にがある。人の最も貴いとされる精神魂魄血気を蔵むる所ではないかと思われます。「府」とは、針経に水穀を化して血気の元を作り又津液(体液)を調整してその出納を主り(つかさどり)糟粕(体に採り入れた残り滓)を輸送して外に出す所と思われます。経脉とは、血気を上下中外陰陽に行き巡らしものと思われます。意訳して現代医学風に表現すると、ある共通した機能を持つ血管という表現になるかもしれません。

絡脉とは、経脈より分かれて経脉の陰陽を通じ又は経脉と別に上下内外を通じるものをいいます。経脉には12経脉の他に奇経8脉があり、陽維陰維陽蹻陰蹻衝任督帶の8脉をいいます。15絡脈の他に孫絡というものがあり、絡脉から更に別れて全身に365脈あると言われています。