先日、漢方の流派についてご質問いただきましたので、こちらで改めて投稿しますね。
日本で漢方というと東洋医学全般の事を指すのではないかと思います。
漢方は蘭方が入ってきてから、既存の医学である医学に名前をつける事になりました。
それまでの医学は、遣唐使や遣隋使により伝わった医学が主な医学であったと思われます。
元となったのが、傷寒雑病論(傷寒論・金匱要略)です。
この傷寒雑病論を研究したのが古法派と呼ばれています。
古法派の中でも折中派もあります。
日本では、後世派、和方と呼ばれる流派、浅田飴で有名な浅田流など、中国では、中医学と呼びます。現在の中医学は、傷寒雑病論から応用して理論を組み立てて特徴は弁証論治だと思います。
日本の漢方は、腹診が特徴と言われますが、傷寒論に腹診の記載がないため、日本の漢方の特徴といいうより日本のある1派の特徴と理解した方が、適切ではないかと思います。
中国の中医学による漢方薬は、現在例えば「葛根湯」というような漢方薬で処方される事はほとんどありません。
ある生薬(原料)を何グラムある生薬を何グラムといったような処方になります。これでは、漢方薬局ではできないこともあるので、たくさんの種類の漢方処方が製造販売されています。
有名な漢方薬で加味逍遥散というお薬がありますが、傷寒雑病論
に載っていませんが、汎用する古法の先生もいらっしゃいます。
これは、漢方医学が複雑なため理論が定型化されていないのだと思います。
こうしてみると漢方医学は、日本においては哲学的な要素があるのだと思います。一人一人の先生方が哲学を持って理論を組み立てているものが漢方医学だと思います。
信頼できる先生に会えることは人生の宝になると思います。
本日、平成30年5月5日は立夏です。
暦の上では、本日から夏になります。実際は、8月程暑くはなりませんが、天の気は、盛んになっています。
陽気が盛んになり、身体の表面は天の気により暑くなります。身体の表面が暑くなると汗を出して、体温を一定に保とうとします。汗を出すことは、身体の中つまり胃を冷やすします。夏は暑くなり胃を冷やすので暑い時は、暖かいものを取ることが体調を整える為にお勧めします。汗を出しすぎると胃がカラカラになり熱を持つようになります。この熱が軽い性質を持つ為頭に上がってきます。頭に熱を持つと精神的な症状が出てきます。
ご参考になれば幸いです。
4月があっという間に終わり、ゴールデンウイークに入りました。
4月は、花粉症の方が多くいらしていただきました。皆様に大変喜んでいただきました。ご覧いただいるように多岐に渡り、ご相談を承りました。
漢方医学の難しさや漢方薬の素晴らしさを改めて感じた月でもありました。
補足させていただきますと、脳機能障害には「脊髄小脳変性症」「アルツハイマー型認知症」の方などが含めました。あまり漢方薬で馴染みがない「歯痛」も改善されました。(抗生物質で改善されな方がいらしていただいています)
当薬局では、ほとんどの方が1種類の漢方薬(例えば、葛根湯など)で改善されています。
本日平成30年4月20日は、『穀雨』です。
百穀を潤す春雨をいい、植物の成長を助け新芽が威勢良く伸びる時で春の最後の節気です。
陽気が少しずつ盛んになり、身体の表面に熱を受けて来ます。汗腺が開いて来るので急に寒くなると冷えが身体に入りやすくなるため、体調を崩しやすくなります。
身体を温めて予防する事が、元気に過ごせるかと思います^_^
4月18日(水曜日)
おはようございます🌞
今朝の後楽園は雨です。
昨日はFBをお休みさせていただきました。
昨日から土用に入りました。
4月17日から5月5日立夏の前までの18日間、変化の時で土をいじらない時期でもあります。
本日も8時までご相談を承ります。
西洋医学と違う視点の漢方医学が馴染んで来ることを日常になるように尽力して行きたいと思います。
4月16日(月曜日)
おはようございます😃
今朝の後楽園は青空が広がっています^_^
青空は気持ちがいいです^_^
本日から陰暦3月に入りました。
陰暦3月は4月16日から5月14日になります。
今月は、ノビルです。
あまり食べる機会が少ないかと思いますが、食べ過ぎると頭がぼんやりする事があるようです。
何にしろ食べ過ぎは、身体に良くないのかもしれません。
8時まで患者さんのお役に立ちたいと思います。
4月5日(木曜日)
おはようございます😃
今朝の後楽園は、雲が多くなっています。
夜に雨になるかもしれません。
本日は24節気の晴明です。
万物清新に満ちて春を謳歌する頃で、天候不順のころでもあります。
体調に気をつけたいです。
花粉症でお悩みの方、養生を含めて漢方医学と漢方薬を実感してください。
4月1日(日曜日)
おはようございます😃
今朝の後楽園は、青空が広がっています^_^
各地で桜便りが聞こえてきます。
朔日という事で、恒例の先月のご相談ベスト5の発表です^_^
先月は、例年より多い花粉の影響でしょうか、花粉症の方が多くいらしていただきました。
ご相談いただいた皆さんに1回服用していただきましたが、数秒で実感していただきました。
婦人病では、生理痛や生理不順が自覚症状としてございますが、子宮筋腫やチョコレート嚢腫などの病気が潜んでいる可能性があります。
元から改善する漢方薬では、西洋医学で治療法がない病気でも改善している症例はたくさんございます。
漢方医学に則った漢方薬を体験してください。
本日、18時30分までお役に立ちたいと思います。
本日は、1882年にロベルト・コッホ博士が結核菌を発見した「世界結核ディー」です。私が薬剤師になって患者さんのご相談を承り始めた頃の思い出で、肺結核のご家族からお電話にてご相談がありました。鼻水や咳があったと思います。漢方薬をお飲みにいただき顔色がよくなり、大変喜ばれた思い出があります。漢方薬は、肺結核=このお薬というものがりません。同じ肺結核でも鼻水が出たり出なかったり、痰が出たり出なかったり、冷え性であったり冷え性でなかったりなどとその方の体質(持って生まれて弱いところと強い所がある)や状態を把握して、お身体を分析します。分析をする為に以下が基本となっています。
漢方医学は、約2,000年前の「黄帝内経」と生薬(漢方薬の原料)の書籍、神農本草経が基本となり、傷寒雑病論(傷寒論と金匱要略)に治療の方法が載っている学問書が発行されました。この書籍があまりに難解な為、様々な流派が生まれました。ここで大切なことは、約2,000年前の書籍に既に「肺結核」の治療法が記載されていた事です。
東洋医学の素晴らしさを先人の症例とともにご紹介していきたいと思います。
