脈診について

黄帝内経の素門中に脈要精微論篇第十七に脈を診るには、夜明けが最も適しているとあります。その理由は、人体の陰陽の気がまた騒ぎ乱れる事がないからで。前夜食べたあと長い時間飲食を摂っていないので胃気が盛んになってなく、体を激しく動かさない前なので経脈が盛大になっていない、その為絡脈も均衡を保っているので血も気も静かに体の中を循環しているから行き過ぎの所や足らない所の脈が判別できるのであると言っています。

まず、脈を診る人が健康である事。夜明けである事。この二つだけでもなかなか難しい。

弦脈や石脈や毛脈や鉤脈や代脈を判別する事ができるのだろうか?微・大・洪・浮・沈・革・数・遅・動・弱・滑・渋などから陰陽脈、上焦・中焦・下焦、肺・大腸・心・小腸・脾・胃・肝・胆・腎・膀・三焦などを判別するのは、どれだけ難しいのだと思う。

判りやすい脈もあることは確かだと思うのだが。例えば、妊婦の男女判別の脈。

研究すればするほど、困難になってくる東洋医学である。

陰暦6月の養生です。

陰暦6月は7月3日より7月31日になります。この間は「茱萸」(しゅゆ)ぐみの実と思われます。食べ過ぎると神気を損なうと漢方医学の古典「金匱要略の果実菜穀禁忌併治第二五」に乗っています。つまり、体全体の働きが鈍ってきますので、食べ過ぎないようにしたいですね。

グミの実を食べる機会はあまりないかもしれないですね(笑)

令和元年6月のご相談です。

先月もたくさんの方からご相談いただきました。遠方よりお電話のみでも効果があったと喜んでいただきました。

先月は婦人病の方や鼻炎(副鼻腔炎やハウスダストなど)の方や皮膚病の方がいつもの月より多くご相談いただきました。冷え性で胃が弱くなかなか合うお薬が見つからない方でも漢方薬で喜んでいただきました。難病の脊髄小脳変性症や骨髄異形成の方も継続して、ご相談いただいております。

今月も一人一人を大切にご相談を承ります。

令和元年6月21日は「夏至」です。

本日が24節気の「夏至」です。1年で日の出から日の入りまで時間が長い日になります。漢方では天の陽気が1年で1番盛んな日になります。地の気が盛んになるのは、もう少し先になり天地の気が合わさる8月が一番暑い月になります。 
暑くなると身体から熱を発散するために汗をかきます。汗をかきにくいと身体に熱がこもりぼーっとしたり、体がだるくなります。 
もう一方向から考えると汗をかくというのは、胃腸を冷やすということになります。 
五行の相生の関係から胃腸が親になります。つまり胃を温めてあげることにより子供の皮膚にはる汗腺を開いて、汗として熱を発散します。 
体全体のバランス医学の漢方では、このように考えます。 
暑い日が続きますが、養生が秋の健康にもつながります。 

エキテン文京区薬局ドラッグジャンルで1位になりました!

令和はじめの5月で、「エキテン様の文京区、薬局・ドラッグジャンル」でアクセス1位になりました!

先月もたくさんの方にアクセスしていただき、ありがとうございます。

今月も一人一人を大切にご相談を承ります。

お茶類の販売もしておりますので、ご気軽にお問い合わせください。

令和元年5月のご相談です。

令和初めてのご相談は、皮膚病の方が多くいらしていただきました。皮膚病は、胃腸が良くない方が多いように思います。胃腸からの視点が改善することが多くあります。個人差がありますので、じっくりと話し合いながら進めて行く事をお勧めします。当薬局では、エキス顆粒を1回服用していただきますが、数秒から数分で実感していただくことが多いように思います。まず、7〜14日分をお勧めしています。エキス顆粒に関しては、1回分単位で服用できます。