本日平成28年2月6日(土曜日)で1カット千代ちゃんが京都からのお土産で買ってきた中に「半夏瀉心湯」(はんげしゃしんとう)がありました!
数秒だけだったのですが、仕事柄目に止まってしまいました。
「半夏瀉心湯」というお薬に入っている生薬は、半夏(はんげ)5g、黄ごん(おうごん)3g、乾姜(かんきょう)3g、人参(にんじん)3g、黄連(おうれん)1g、大棗(たいそう)4g、炙甘草(しゃかんぞう)3gが入っています。
この順番も重要です。
半夏が主薬です。
半夏は、気味が辛平。気を補い水を去るので嘔吐、腹中雷鳴(お腹が鳴る)、咳逆(せき)等を治す、また、咽痛を治します。
黄連は、気味が苦寒。血の去熱をとり、虚熱よりくる諸症を治す。皮膚のかゆみ、ただれ、みぞおち下のつかえ、下痢出血、落ち着かない様子、腹痛などが諸症となります。
大棗(なるめ)は、気味が甘平。ひきつりやこわばりなどの緩和の作用がある。血の廻りをよくするようです。
黄ごんの気味は、苦平。熱を和し、熱が原因のみそおち下のつかえ、下痢、腹痛、身熱等を治す。気持ちがお地津内様子はあまりない。
乾姜の気味は、辛温。深い所を温める。冷えによく、下痢を止め、嘔気を治す。
人参の気味は甘微寒。甘微温ではありません。少し冷やします。夏に冷水をかけた後に暖かく感じるような作用があるようです。乾きを潤し、しぶりを緩める。みぞおち下のつかえ、つかえが硬くなっている、身痛、下痢、嘔気が多い、その他を治す。
炙甘草の気味は、甘平。緩和を主にして冷えをとり熱を消し、痛みを和らげ、落ち着かないのを治す。
ストレス性の胃炎や食べ過ぎ、皮膚病に持ちいります。
千代さんは、京都に行って食べ過ぎたのかもしれませんね。