傷寒雑病論はすごい!

この書物は、今から約1800年前、三国志の時代に張儀(張仲景)によって書かれているとされています。その頃は、神が普及されていなかったので、竹を縦に割ってそれを紐で繋いでいたようです。張儀(張仲景)は、長沙太守の役職をされていたと言う事ですが、詳しくは判りません。何しろ1800年前の三国志に時代ですもの。紛失していなかったというのが、重要な書物だったと思わずにいられません。

この書物は、どうやら東洋医学の理論が書かれた「皇帝内経」(こうていだいけい)や鍼灸でも重視されている「難経」(なんぎょう)、漢方薬の原料である生薬の効果を記した「神農本雑経」(しんのうほんぞうきょう)を参考にして書かれたものと思っています。、、色々な説があるので。

前書きに張儀(張仲景)さんの生まれた村人200人が伝染用で2/3が亡くなったのをきっかけに、医者は名誉を求めるのではなくて、ちゃんと勉強しないといけないよ。だからこの本を書いたんだよという事のようです。

この書物実は、薄い書物です。私の持っているものでも384ページしかありません。

内容をみると哲学や天体学や生理学、病気の流れ、処方(葛根湯など)、生薬の作用効果等が書かれています。現在では「傷寒論」(しょうかんろん)(主に感染症)と「金匱要略」(きんきようりゃく)(主に慢性疾患)に分かれています。この中の太陽病中編に葛根湯が載っています。そしてもう一カ所、けいしゅうえつ病にも載ってます。因に剛けいとういう病いによいとされています。

いや〜、すごい本ですよ〜。

もっと勉強しよっと。

傷寒金匱