1. 證による治し方
患者さんの自覚症状をお聞きし、お身体の状態を把握して、東洋医学理論と合致しているかどうかを見極めてお薬を決めます。
例えば、
葛根湯では「頸や背中がこわばり、汗が出ず、風が吹くとゾクゾクする」
このような時に葛根湯を飲むといいですよ。というようことを證で決める言います。
證を決める時にも東洋医学での理論が大切です。
2. 陰陽・虚実・寒熱による治し方
漢方の理論である、陰陽。虚実・寒熱を見極めて、患者さんの状態を把握してお薬を決めます。
例えば、
アトピー性皮膚炎の方で、夜になると悪化する熱感があるというのは「熱」と言います。
皮膚病全体に言えることですが、皮膚の機能が低下しています。これを表「虚」と言います。
そして、夜間になると悪化するのは、陽気が夜間になると体の中に入ります。そこにアトピー性皮膚炎の熱があるために悪化します。
3.発病の原因をよく確かめる。
漢方の古典に金匱要略要略があります。こちらが発病の原因による病を分けて記述されており、婦人病の中では、婦人雑病(生理不順、不妊症、生理痛など)、婦人妊娠病(妊娠中にかかる病気)、婦人産後病(出産後の起こる色々な病気)などがあります。
4,新しい病と急性ともともとある病い、慢性病とを区別する。
生活習慣病などの慢性病を持っていらしゃる方が風邪をひいた時など、体全体の症状を分けて考える必要があります。
これからを勉強していくと9割近くの病気を治すことができると言われいます。(悪性リンパ腫や難病などを含めた病気)
詳しくは、症例をご覧ください。