花粉症1

50代女性。数十年来の花粉症で、悩んでいました。平年は4月頃で、症状が治まるのですが、今年(平成23年)は6月になっても症状が治まりません。そこで、お話しを伺う事になりました。鼻水ではなく、鼻づまりが劇しく息が苦しくなります。この方は、鼻水と鼻づまりを繰り返すタイプではありませんでした。汗は程よく出ています。小水も正常です。目のカユミはありました。時々、眼の充血が見られます。

本来は小青龍湯加石膏がよろしいと思うのですが、手に入りにくいので、市販の顆粒の漢方薬で小青龍湯1/2量麻杏甘石湯1/2量を飲んで頂きました所、2週間で症状はとれました。小青龍湯は、鼻水のでる症状に用いります。麻杏甘石湯は、咳が出て痰が黄色い時によいようです。平成24年に花粉症症状がでないといいですね。

 

花粉症2

1990年代に、40代で初めて花粉症を発症した男性。日頃、プールで一週間に5日通い、1日約1km泳いでいました。運動量としては、少なくありません。発症した状況を伺うと、冷たいビールを毎日500ml飲んだり、冷たい水を直接お腹に入れたり、ストレスを多く抱えていました。この方には、六味丸を飲んでもらい、ストレスを発散するようにお手伝いした所、3ヶ月余りで花粉症が治り、現在でも症状が出ておりません。六味丸は、お小水の出が悪いというのが、目標になります。この方もお小水の出が悪い方という症状があり、奏効した症例です。このような事もあります。